2005/05/31

2005年5月

ステロイドの副作用らしきものは食欲増進と白血球の増加のみです。
毎日もりもり食べてもりもり出すもの出してます。ステロイドの投与が始まってから嘔吐の回数も減り、肝臓の数値も一気に正常値になったのが嬉しいです。
腹の縫い跡は抜糸後ちょっとはげてますが(痒くてなめたみたいです)、毛が短い以外は大分目立たなくなってきました。
ステロイドの量は当初2mg/kg(プレドニゾロン1.5錠)だったのが5/29より1mg/kg(同0.75錠)に。

また、ステロイドによる治療を始めてすぐ、抗がん剤の併用を先生から提示されました。
流石に抗がん剤の使用はかなり悩みましたが、やれる事はできる内にやっておこうという事で併用を決めました。

2005/05/14

肥満細胞腫発覚

まずは電話で連絡があり、診察に連れて行った際に再度説明がありました。
肝臓と胃の病理組織検査の結果、肝臓の肥満細胞腫であった事、胃潰瘍はその合併症だと判明しました。
 ⇒病理組織診断書のコピー

肥満細胞腫とはどのような病気かという事、治療しなかった場合の余命(3ヶ月でした)、選択可能な治療法についての説明がありました。
うちの場合は肝臓全体に広がっている為手術は不可能である事、放射線治療は三重県まで週5回通わねばならない為あまり現実的ではない事、抗がん剤での化学療法はあまりこれが効くというものがない事から、ステロイドによる治療を選択しました。
ステロイドも副作用が強いので心配ではありましたが、肥満細胞腫に対しステロイドはかなり有意に働く事と、猫は比較的ステロイドの副作用が出にくいという事を期待してこれにしました。

ステロイドは2mg/kgを2週間、その後1mg/kgを2週間、以降は様子を見ながら減量するという事が決まりました。
薬はステロイドと抗ヒスタミン剤の胃薬、強肝剤2種(ステロイドが腎臓や肝臓に負担を掛ける為もあり)、抗生剤(術後の感染症防止)が出ました。

2005/05/07

試験開腹

試験開腹も前日夜より絶食。午前中の内に病院に連れて行き自分は帰宅。午後より手術開始。手術前に事前検査の結果と今から手術を開始するという電話が入ります。手術終了後も電話。電話で簡単に状況を説明されました。
その結果が、
 肝臓:肝臓全体より出血。手術できる状態ではない為、組織の一部を検査用に採取して閉腹。
 胃:酷い胃潰瘍。こちらも組織の一部を検査用に採取。
との事。この段階でかなり酷い病気なのだと実感しました。
採取した組織は大学に検査に回され、まずは1週間ほどで大学側から口答での結果報告があるとの説明がありました。

手術自体は日帰りで入院はなしです。切った部分はホッチキスのようなもので止められてました。思ったより傷口が大きかったです。
 ⇒術後2週間の写真
これは試験開腹でも腫瘍があり切除可能であればそのまま摘出してしまうかららしいです。
エリザベスカラーもなしでこんなんで大丈夫かと思いましたが、これは大丈夫でした。しばらく抱っこはおっかなびっくりだったし、治りかけの頃に痒かったのか舐めまくって一部はげましたが。

余談ですが、病院に預けられている間ずっと我慢していたのか、帰りの車の中でうんちされました・・・。
キャリーケースの中でペットシーツも敷いてあったので汚れたりはなかったのですが、密室で恐ろしく匂うわ、始末の為車内にリリースしたらあちこち入りまくりでおなかの傷が開かないかとはらはらしながら捕まえなならんわで、いろんな意味で大変でした。ぐふっ。

2005/05/06

検査検査

ALTは上がったり下がったりを繰り返し。吐き気の方は胃薬で様子見なもののなかなか収まらず。
そうこう言ってるうちに何故かALTが機械で測定できる数値をぶっちぎり。4/19の話です。

その為試験開腹をし、肝臓の組織を採取して検査をする事に・・・なったのですが、これが手術前の検査で中止に。
手術前の検査は血液検査・レントゲン・エコー・猫エイズ・猫白血病ウィルス・FIP(猫伝染性腹膜炎)でした。
これがすべて異常なしだったので取りやめたとの事。
今後は胃炎の治療に方向転換という事で、結局この日は吐き気止めとステロイド入り胃薬を注射して終了でした。
家での投薬は胃薬(隔日)・吐き気止め・強肝剤2種に。
しかしその後の状態は元通り。やはり白血球の数値が高く、ALTは上がったり下がったり。嘔吐は頻繁。白血球の数値が高いのは抗生剤を種類を変えたりして様子見。
胃の検査は内視鏡とバリウムを提示されましたが、動物の内視鏡検査は全身麻酔が必要なのでまずはバリウムを選択。

という訳でバリウム検査。前日夜より絶食は人間と同じ。バリウムを餌に混ぜてシリンジでぴゅぴゅっと食べさせてました。ちなみに猫は回ったり回されたりはしない(笑)。
この検査では食道の形と摂取したものが順調に腸まで流れていくかをチェック。巨大食道症でもなく、どこかで詰まるという事もないので問題なしでした。薬は胃薬と強肝剤の二種類に。嘔吐が週に二回程度になってきたので、この時点では終わりが見えたかと思ったのですが・・・。
翌週の血液検査で結局ALTが再び上昇した為試験開腹決定。全身麻酔になるので内視鏡検査も同時に行うことに。今度は事前の検査結果に関わらず実行との事で、実際に行われたのが5/7の話です。