ラン日記

四十九日も済んで、ようやくローカル保存していたラン日記を整理しました。
あまりサイトに載せている内容と変わりはないのですが、毎日のご飯量とかうんちしっこ量なんかがあります。

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ラン日記

ラン日記

2005/5/15−2006/5/24まで続いたラン日記です。
内容は食事の量と回数、与えた薬とサプリメントの量と時間、トイレの回数と状態、その他気づいた事など(嘔吐の回数やらなんやら)を簡単にメモしていました。手書きで最初は割とまともな字で書いていましたが、徐々によれよれの字に・・・。
病院へはExcelにまとめてプリントアウトしたものを持って行ってました。内容はこんな感じ。1月が1ページに収まるようにしていました。その方が様子を伝える時にやりやすかったので。これと血液検査の結果を書き込むシートとメモ用紙を挟んだバインダーが病院へ持っていく7つ(・・・もないかな)道具の一つでした。
一発で綺麗にまとめられたらこんな手間は何もいらないのですが、普段からそうそう綺麗にまとめてられないのでこんな方法でした。

ちなみに一冊目だけノートの趣が異なるのは、出来心で購入してちょっとだけ使って放置していた余りのノートを流用したからです・・・。

5/22-24

5月24日の水曜日、らんこさんは虹の橋を渡っていかれました。

日曜は夕方に缶詰をほんの少し食べただけで、後はまた舌をべろべろさせていました。
好物のえびを茹でてほぐし身を出したりしましたが興味を示さず。

月曜の朝は食欲がないものの、まだいつもとそれほど変わらないように見えました。
が、会社から帰ってきたら一気に悪くなっているように感じました。
ずっと暗がりにいたがり、人に触られるのを嫌がるようになりました。
御飯を見せても顔を背けますし、そっと鼻先につけてみても舐めはするものの嫌そうに見えます。
水だけは自力で飲みに来るのですが、もう足元もおぼつかなくなってきていました。
ガーガー言うのは収まったものの鼻水が両方から出ていて、しょっちゅう舌をべろべろさせていました。
舌が白く、どうも貧血を起こしているようでした。
正直いよいよお別れのときがそこまで来ていると思いました。

食欲が減退してからというものの、強制給餌も考えなかったわけではありません。
もう駄目だっていう状態でも強制給餌を続けて嘘のように復活したという話も聞きます。
無理矢理御飯を食べさせるのではなく、食べづらいのをサポートするのだと考えればいいのだとも思いました。
でも、今までの状態からいって例えば一旦復活したとしても、また息が苦しくなって食欲がなくなって・・・を繰り返す生活が待っているだけなんじゃないか。
それならば無理に食事を取らせて頑張らせるよりも、残りを少しでも楽に過ごせる方法を探したほうがいいんじゃないか。
らんこさんはもう充分に頑張ってくれたし、彼女が頑張りたくないと言っているものを無理に頑張らせるのはもう止めようと思いました。
家族も「もうこれ以上頑張らせてやるな」と言っていました。

火曜になっても食欲はないままです。この日はたまたま父が休みで終日家にいたので昼に様子を電話で聞いたりもしたのですが、やはり水ばかりのんで後はじっとしているという事でした。
私が帰宅してからもテーブルの下と水飲み場を行き来するだけでした。
いよいよ水を飲むのも苦労しているようだったので、下に低い台を用意して水を器になみなみと注ぎ、少しでも飲みやすくしました。
トイレも自力で行こうとするので、カバーを外してまたぎやすくしました。
御飯も一応缶詰をすりこぎですってお湯でスープ状に伸ばしたものを用意してみたのですが、興味は少し示すものの全く口をつけずでした。
鼻の状態は月曜と同じような状態でした。
少しなでたりもしましたが、昨日と違い嫌がるような感じはなくなでられるのにまかせていました。
これ以上の積極的な治療をする気はなかったのですが、水を飲むのも苦労するくらいしんどいなら、点滴だけでもしてもらって楽になって欲しいと思い、病院に明日の往診のお願いをしました。

そして水曜の朝。
起きてテーブルの下を覗いたら、そこにらんこさんがいたので「おはよう」と言いながら頭をなでました。
もう冷たく固くなっていました。慌てて家族を呼んでテーブルの下から出して散々泣きながら声を掛けました。
右前足・後足を投げ出すようにして、眠るような穏やかな顔でした。
少しおもらししたような跡がありましたが、後でトイレを見たらそちらにもおしっこをした跡がありました。
母によると、夜中の1時ごろにスースーいう音が聞こえてきていたらしいので、それまでは生きていたんだろうと思います。

全身を綺麗に拭いて、新しいタオルの上に寝かせました。
ペットの葬儀屋さんを探して、お昼に来てもらうようにお願いし、それまではずっと体を撫でたり抱っこしたりしてました。
病院に電話をし、担当の先生に亡くなったこととお世話になった旨を伝えました。先生も「良く頑張りましたね」とらんこさんをほめてくれていました。その後病院からお花が贈られてきました。

葬儀屋さんに引き渡すのはもっと後でもいいくらいだったかもしれませんが、長く留めておけばおくほど手放せなくなりそうだったのでお昼にしました。
頂いたお花と、らんこさんの好きだった茹でえびとさわらの焼いたのをそれぞれほぐし、新聞紙に包んでお弁当に持たせました。
個別火葬された後、金曜に帰ってきます。

午後からは納骨するお寺の候補のうちの一つを父と下見に行きました。
合同慰霊碑みたいなのがあって、そこに収められるみたいでした。
静かだし綺麗だしいいかもな、と思いました。
日曜にももう一つのお寺を見に行く予定です。
でも、骨はずっと家においている人も結構いらっしゃるようだし、らんこさんに念仏唱えても「なにいうとんねん」って思うだけかなとか思うと、別に家でもいいかもとも思ったり。
もうちょっと考えます。

らんこさんは最後まで本当に良く頑張ったと思います。
お薬飲むのも病院に行くのもほんと頑張った。
トイレも最後まで自力で行ってえらかった。しんどいならおもらしでも全然よかったのにね。
最後の方は息苦しくて御飯もほとんど食べられなくて可哀想だったけれども、それでも死の直前まで自分で御飯をおいしく食べて、高い所に登ったりも出来ていたのは良かったかな。
いよいよ悪くなってからはあっという間だったけれども、しんどいのが長く続くのも可哀想だし、これでよかったのかな。

後悔することなんていっぱいあるけれども、一つだけ言うならどうして最後起きておかなかったんだろう。
起きてたって最期に立ち会えるとは限らないんだけれども、なんでひとりでそんなひっそりとって思ってしまう。
それがもう、本当に本当に残念です。

コメントやご自分のブログでお祈りくださった皆様、ありがとうございました。
残念な事にらんこさんは旅立たれてしまいましたが、皆様に出会えてよかったです。
これからも皆様の猫様が少しでも長く穏やかに過ごされますようお祈りいたしますし、もうちょっと落ち着いたらまたお伺いします。


らんこさんへ。
うちに来て13年と2ヶ月、本当にありがとう。
最期まで良く頑張ってえらかったよ。
私達家族全員、らんこさんがいて本当に幸せでした。らんこさんは幸せだったかな?
今もこの文章を書きながらびーびー泣いてるねーちゃんですが、らんこさんがうちの子でよかったと思っています。
寂しくてしょうがないけれども、ねーちゃんたちは頑張りますので、よかったらまた毛皮着替えて帰ってきてください。

5/21 通院

体重 3.30kg
内容 問診、点滴、注射(ビタミン剤)
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とうとう体重が最低記録に・・・=■
もはや転がる首もないわいって感じです。

相変わらずまともに食べられていないので点滴と注射をお願いしました。
御飯は好きなものを食べさせてあげてくださいとの事です。
とりあえず魚とか肉とか買ってきてみました。今日は病院ストレスで食べそうにない感じですが(遠い目)。
が、頑張れらんこさん・・・!

先生との話の結果、次の通院は2週間後となりました。
ステロイドは体重も減って本当に高容量になってしまうので、1.5錠に減らす事に。ただしガーガーが酷くなった時のために余分に6錠もらっています。
どうしても具合が悪くなると連れて行かざるを得なくなるので、この2週間を穏やかに生き延びたいです。ううう。
曜日と治療内容によっては往診という手段もあるにはあるのですが、猫様的にはどんなもんなんでしょうね・・・。

5/17 通院

体重 3.50kg
内容 問診、吸入、注射(プレドニゾロン2.5mg/kg)
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結局夜中のガーガー酷い+また食べたそうなのに食べられない雰囲気だったので行ってきました。

平日だしスムーズな診察を期待していたのですが、呼んだタクシーは遅れてくるわ、道を遠回りしよるわ、私の前に入った人が生まれたての子犬を数匹連れてきていて診察に時間掛かるわで_| ̄|●
あああああいつもより時間掛かってるし。らんこさん何かだんだん鼻水出だすし。つ、通院ストレスが・・・。
そんで体重=■ ((●

吸入と注射が済んだ後に再度以前と同じ抗がん剤を試す事を提案されたのですが、最近の通院ストレスを考えると週二回の通院はかなりきついのと、既にステロイドを高濃度+長期間続けている為の多剤耐性で効果が期待できないのではというのがあり、とりあえず「考えさせて欲しい」とは返事したもののやる気はないです。
一応先生からも多剤耐性はあるかもしれないけれども、可能性にかけてみたいな事は言われたのですが・・・。

しかしそんな酷い目に遭ったかいがあったか、夜中のガーガーは今日は随分ましでした。
でも食欲が戻らないのでまだまだ油断はならず・・・。これから戻ってくる事を期待してパパンママンお世話係に託し仙台に行ってきます。うう。
簡単な指令書は用意したので大丈夫だとは思うのですが、夜は電話で確認しようそうしよう。お金と診察券も託していこう。

レスは土曜までお待ちをー。

タイミングを見計らう

うーんガーガーがまた酷いです・・・。昼間は割と収まっているみたいなのですが、夜中になると酷くなるっぽい。ガーガーいいながら家中をうろうろするお陰で家族全員寝不足です。猫様も辛いだろうからこちらも耐えますが、ね、ねむい・・・。勤務中にトイレに行って座ったまま意識飛んでたりしてます。
それでもおとといより昨日の晩の方がややましだったような気がするので、このままよくなって欲しいです。ううう。
食欲は微妙・・・。かろうじで5割キープって感じです。
また病院に連れて行って吸入と注射を受けるという手もあるのですが、ここのところのストレスのお陰で中々踏み切れません。食欲がまだ残っているだけに何とも。
こんな状況でも仙台行きが迫っているので、お金と診察券を用意しておいていつでもダッシュしてもらえるようにしておきます。おおおー猫様復活かまん!!

そんでカロリーを稼げたらいいなあという願いもこめてアニモンダのウエットを色々注文してみました。肉系だからまず好みに合うかが微妙ですが・・・。
後老猫でもOKな猫ミルクも合わせて購入しておきました。
とりあえず何でも試すだけ試してみようの心意気です。

5/14 通院

体重 3.63kg
内容 問診、鼻水の検査、血液検査
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また体重減った_| ̄|●
今回は血糖値はちょっと下がりました。まだ高い気がするのですが、先生的にはOKらしいです。
鼻水は問題なし。腫瘍細胞などは出ていないらしいです。
お薬はまだステロイドを1.5錠と2.5錠を交互に。その他は継続です。

で、今週末の仙台行きのために投薬練習を始めたはいいのですが、いきなりらんこさんの具合が悪くなって中断しっぱなしなので、流石に薬をフルで飲ませるのは大変だろうと思い、どうしても飲ませないといけない薬だけ聞いて帰ってきました。1日分だけだしね・・・。ステロイドとガスターだけ飲ませたらいいらしいので頑張ってもらいます。

ガーガーは一旦収まりかけていたのですが、ここ数日少し冷えたせいか復活してきました。ううう。
でも食欲はまあまああるっぽいです。好きくない缶詰は食べないけれども、鯛ならばくばく食べちゃうぞ! らしいです・・・。
おおおーこのグルメな猫の贅沢メニュー様めー。でもこの際背に腹は変えられないので、あの手この手で頑張ります・・・。

5/7 通院

体重 3.72kg
内容 問診、検温
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ステロイド増量が効いたかガーガーは大分ましになりました。が、何かの拍子にひょっこり出てくるので注意が必要。
食欲はかなり戻ってきたものの、まだ普段の量の7割程度。カリカリは缶詰に混ぜたらちょっと食べるので、カロリー稼ぎの為こそこそ混入しつつ。あんまし好きでない缶詰はやっぱり残し傾向・・・。えびは凄い勢いで食べます(笑)。
5日に友人と会う約束があったのだけれども、家族が在宅だったのと会う場所が近場だったのもあり、何とか遊びに行けました。

病院に行くと「顔が痩せましたねえ・・・」と先生。私もそう思います・・・。やっぱりガーガー言うのに顔の筋肉を使うんでしょうか。
全身をチェック中にちょっと耳が熱いので体温測りますーと言われ、*に体温計をぷちっと突っ込まれ立腹なさったりしつつ診察終了。結構いじられたので大丈夫かなあと思ったらやっぱり帰りの車の中でゲロられました・・・_| ̄|●
その後はまた御飯食べてましたが、本格的に病院ストレス対策を考えねばならない今日この頃です。

ちなみに食事時の舌べろべろについて質問してみたら、やっぱり喉付近に肥満細胞腫が出来ていてもおかしくないので、様子をちゃんと見ておかしいようならすぐに病院に連れてきてくださいと言われました。ぐふっ。

とりあえず次はまた日曜日に通院です。
そんな訳であーーーっていってるうちに連休が終わってしまったよママン・・・。
気を紛らわす為の諸作業は凄い進んだけれどもね!

追記。
プレドニゾロンは2.5錠と1.5錠を交互に、レフトーゼは続けることになりました。

徐々に復活

帰宅後もガーガーは変わらず。食欲は戻らないままとうとうこの日は絶食状態に。好物のえびすら食べず・・・。トイレは行くものの砂をかけて隠す気力もないようでした。
高いところに登る体力はあるようで、冷蔵庫の上でぐったりしていました。心配だけれどもあまり構い過ぎるのもストレスになるかと思い、そっとしておいてたまに様子を見る程度に。
夜中になってもガーガーのままだったので、朝になってもまだ食欲ないかなあと思いつつも焼津のまぐろを1/4缶ほど差し出してみるとあっという間に完食。おおお、ふ、復活の傾向が!
その後も少しずつ缶詰を小出しにしてみるとぱくぱくと食べ、結局2缶と1/4をお召し上がりに。トイレも隠すようになったし、まだまだガーガーは多いもののちょっと希望の光が見えました。
気になるのは薬を飲ませる時にいつもより嫌がるのと、たまに水を飲んだり食事をする時に少し口をつけただけで舌がべろべろ出てきて結局止めてしまう事がある事。後者はいつもではないものの、鼻とはまた別問題のような気もするのだけれども・・・。

5/3 通院

体重 3.70kg
内容 問診、吸入、注射
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夜中も苦しそうにガーガー言ってるわ、夜御飯一回目以来食欲はぴたりとなくなってしまうわで朝から病院へ。本当は人と会う約束があったのですが、無理言ってドタキャンさせてもらいましたすんません・・・。
先生もだいぶ難しい顔をされました。流石にこうなると鼻の奥から喉にかけてのどこかに肥満細胞腫がある事は間違いないとしかいいようがないですしね・・・。
薬を飲ませるのも危うい感じなのですがと相談すると、「すぐに効くとは限らないのですが」とおっしゃりつつ、ステロイドと抗生物質と粘液を溶かす薬(鼻水をサラサラにして通りやすくするため)を鼻から吸入させ、ステロイドの残りと胃薬、肝臓の薬(タチオンだけ)を注射で投与する事に。
ついでに食べられない状態なのでビタミン剤も注射。注射の大半は点滴で入れられたので水分補給も兼ねられたかなと・・・。

投薬はプレドニゾロンを1日2.5錠に増量+粘液を溶かす薬(レフトーゼ)を1回1錠を1日2回で追加。飲ませる事が難しいようならまた病院に来てくださいとの事でした。

麻酔をかけて内視鏡を使えば鼻の状態を確認する事はできるけれども、それで腫瘍が見つかり取れるだけ取ったとしても、ランの場合は肝臓にある限り取っても再発の可能性が高い事、手術自体顔の骨を外したりしなくてはいけないため顔の変形が免れない事などを説明されました。
リスクが大きい割にその先に期待が持てないですから、流石にやる気がありません。
薬でこちらもコントロールできるといいのですが・・・。